
タイプごとに打ち方も変わるから、違いを知っておいた方がいいね


現在ホールで打てるパチスロ機には、下記のような種類があります。(2020年7月時点)
- ノーマルタイプ(Aタイプ)
- ATタイプ
- ARTタイプ
いろいろな制約のある中で、メーカーさん側も面白くなりそうな要素を様々組み合わせて作っているので、細かく言えばこちらに書かれているよりももっと種類がありますが、現在稼働中の中で主要なものを挙げています。
今回はノーマルタイプ(Aタイプ)についてご説明します。
目次
ノーマルタイプ(Aタイプ)とは
ノーマルタイプ(Aタイプ)に分類されるものでも、仕様によってもう少し種類が分かれます。
ノーマルタイプ(Aタイプ)
ボーナスのみで出玉を増やしていくタイプ。
ボーナス確率に設定差があるものが多い。
完全告知タイプ
ボーナス成立ゲーム、もしくは次ゲーム以降でボーナスが揃えられるタイミングに告知されるもの。
告知ランプが光って教えてくれる。
例えば…
技術介入タイプ
ボーナス成立ゲームが「特殊1枚役との同時当選」や、「リーチ目(成立ゲーム以外では揃わない出目)」で示唆される。
告知が行われるのはボーナスが成立してから数ゲーム後になるが、目押しを行うことでボーナス当選を早く察知できる。
告知される前にボーナス図柄を揃えることで、コインのロスを最小限に抑えることができ、出玉率をアップできるもの。
例えば…
また、ボーナス中の目押し技術によって、獲得枚数が大幅に変わるものもある。
例えば…
ノーマル+RT(A+RT)タイプ
ボーナスで出玉を増やしていくが、ボーナス後や特定役後にRT(リプレイタイム)に突入し、RT中は出玉を減らさずボーナスの抽選を受けられるタイプ。
RT(リプレイタイムとは)
通常すべてのパチスロ機のリプレイ確率は1/7.3だが、突入するとリプレイ確率が大幅に上昇する。
リプレイ図柄と別に、対応の特殊リプレイの出目確率が上昇するものもある。
技術介入タイプ
ノーマルタイプの技術介入機と同様に、目押しの技術によってコインのロスを抑えることが出来る。
これに加えて、ボーナス後はRT突入し、出玉を減らさずボーナスの抽選が行われる。
RT①中にRT②への移行抽選が行われており、目押し技術(リプレイ外し参考)によってRT②への移行を回避して、RT①を延命することができるものもある。
4号機時代、小役ゲーム中に強制的に目押ししてJAC-IN(リプレイ)を「ハズレ」で回避していた「リプレイ外し」を模したもの。
現在の「リプレイ外し」と呼ばれているものは、簡単に言うと移行リプレイを特殊リプレイで回避すること。
例えば…
液晶タイプ
また、技術介入タイプのひとつとして、液晶での演出を盛り上げるために告知を遅らせるものもある。
こちらも出目で察知してコインの消費を最小限にできる。
例えば…
ノーマル+ART(A+ART)タイプについては、ART機の回でご説明しますね。
Aタイプの「A」ってなに?
1993年から2007年頃まで設置されていた4号機時代では、パチスロ機は大きく分けてAタイプ、Bタイプ、Cタイプという3つのタイプに分けられていた。
4号機のビッグボーナスは、最大30ゲームの「小役ゲーム」があり、小役ゲーム中にREGボーナスのような「JAC-IN」というものが成立する。
JAC-INが規定回数(1~3回)終了するとボーナス全体が終了する仕様だった。
Aタイプ…30ゲームある小役ゲーム中のJAC-INが3回でボーナス終了。
Bタイプ…最大30ゲームある小役ゲーム中のJAC-INが最大2回でボーナス終了。
Cタイプ…小役ゲームが存在せず、「シングルボーナス」というものが連続して成立する。
4号機時代ジャグラーがAタイプの代表だったため、5号機でアイムジャグラーEXが登場したときにそのままAタイプと呼ばれていた。
現状4号機のAタイプとは全く関係ない仕様となっているが、名残でそのままAタイプと呼ばれている。

ノーマルタイプを打つ際のワンポイント
ボーナス確率や機械割に設定差が大きいものが多いため、まずは設定が大事です。
ゲーム数を重ねれば重ねるほど、設定ごとの機械割に出玉が収束しやすくなります。
レア小役(チェリー、スイカ)の配当が多めに設定されていることが多く、目押しを怠ると1日通して500枚以上の損をしてしまうこともあります。
例えば…
例えばジャグラーの場合、左リールの枠上から枠内(4コマ)に毎回BAR図柄を狙いチェリーをフォローする。
ハナハナの場合は、左リール枠上から中段までの3コマに毎回BAR図柄を狙いチェリーをフォローしながら、左リールにスイカが滑ってきたら中・右リールにもスイカを狙う。
…など
目押しについては後日、詳しい記事をアップする予定ですのでご覧いただけたら嬉しいです。
ノーマルタイプは初心者向け?
特に完全告知タイプは「光ったら当たり」と、シンプルでわかりやすいゲーム性によって「初心者向け」と言われることも多いですが、実際には設定看破要素が少なく低設定に気づきにくいため、実は難しいタイプと言えると思います。
攻略雑誌やパチスロサイト等でよく「初心者向け」と言われていることもあって、完全告知タイプを遊戯するユーザー層が幅広く、目押しをされない方も多く見られます。
前述の通りレア小役の配当が大きいため、完全告知タイプのコーナーの出玉率が全体的に設定された機械割より下がる傾向にあり、設定が甘め(設定1が使われにくい)になる傾向があります。
したがって、機種をよく知ること、目押しを怠らないことを心がければ、「負けにくくなる」とも言えます。
参考
まるがパチスロコーナーの設定を担当していた頃も、他コーナー(4号機AT機やストック機)に比べて、平均設定を1段階高く設定していました。
近々のホールの設定状況を調べていますが、ボーナス確率に比べて出玉率が低い傾向にあることが多いです。
特にその差が広い店舗を狙うことで、低設定を回避することが出来ます。
そのため、わたしたちは完全告知タイプの機種を打つことが多いです。
このあたりのことについてもまた後日、詳しい記事をアップする予定ですのでお待ち下さい。




お読みいただきありがとうございました!
ご質問や不明な点がありましたら、コメント欄やTwitterなどでお気軽に声をかけてくださいね!