近年のAT・ARTタイプの機種はボーナスも自動で揃いますし、基本的に目押しの不要な機種が多いので、AT・ARTタイプをメインとしている方は、あまり目押しを強く意識しながら打つことがないかも知れません。
しかし、ノーマルタイプはボーナス揃えはもちろん、通常時の小役、ボーナス中の技術介入などで目押しが必要な場面が多いです。
今回はノーマルタイプを打つ時の「目押しの重要性」と「目押しをしないことでの損失」についてお話したいと思います。
目押しをしないと結構な「損」がある!
パチスロ初心者講座②のノーマルタイプの回で少し書きましたが、ノーマルタイプはAT・ARTタイプに比べて、レア小役の配当が多めに設定されています。
例えば…
ハナビ、バーサス、クランキーセレブレーションのスイカ(氷)…15枚
ハナハナのスイカ…10枚
技術介入タイプの機種の場合は、目押しが大切だということがすでに周知されておりますし、スイカの配当が15枚と大きいこともあって、目押しをしないという人が少ない印象です。
しかし完全告知タイプのハナハナになると、通常時のスイカを狙わない人がかなり多いように感じます。
BIG中はスイカやチェリーを狙うのに、通常時はスイカやチェリーを狙わない打ち方をすると、せっかく高設定狙いをしているのにも関わらず、自分で大きく機械割を削っている結果になってしまいます。
たしかに一度の目押しミスだとスイカは10枚、チェリーは4枚だけの損ですが、チェリーの確率はおよそ1/49、スイカは1/158ですので、1日通して見た場合、例えば8000回転回すとどうなるでしょう。
プレミアムハナハナ 設定3を1日8000回転回した場合
平均スイカ回数 50.6回 506枚
平均チェリー回数 163.2回 653枚
設定3の機械割は101.5%なので、8000回転すると…
IN枚数 24000枚
OUT枚数 24360枚
スイカ、チェリーの目押しミスなし、ボーナス揃えのミスなし、後告知で次ゲーム1枚掛けをしている場合のシュミレート値
スイカ 取得率 |
チェリー 取得率 |
OUT枚数 | 出玉率 | 損失 | ひとこと |
100% | 100% | 24360 | 101.5% | 0枚 | 鋼の精神力!尊敬します |
75% | 90% | 24170 | 100.7% | -190枚 | これくらいはがんばりたいですね |
50% | 75% | 23943 | 99.8% | -417枚 | もうちょっとがんばりましょう |
25% | 50% | 23654 | 98.6% | -706枚 | ずっと見てるスマホ置きましょう |
以上のように設定3の場合、スイカとチェリーを取得した場合は理論上プラスになるところが、目押しをしないとマイナスになってしまうことがあります。
年間を通してみると大きな損失に!
1日平均5000回転を適当押しで回すと、1日あたり400枚前後で約8000円。
ひと月20日稼働した場合、8,000枚で約16万円。
年間では96,000枚ですので約192万円もの損失になります。
年間に240日も稼働しているようなタイプの人でスイカを全部こぼしている、なんてことはないかも知れませんが、アバウトにぶん回してスイカを1/4こぼしているとしたら、年間約46万円ほど損をしていることになります。
こういう単位にすると大きな金額だということが実感できますよね。
まとめ
1日にすると「BIG多めに引けてるし、スイカくらいこぼしてもいいや」という考え方の人も多いかも知れませんが、ボーナス確率は回転数を重ねれば重ねるほど設定された値に収束していくものです。
「今日は引きが強い」とか「引きが弱いから負けた」という考え方よりも、「今日は1回もスイカをこぼさずに出来たな」とか「今日は2回こぼしてしまったから明日から気をつけよう」という考え方になる方が、年間を通してみると収支に繋がっていくと考えています。
今後6号機のノーマルタイプも増えていくと思いますが、BIG 1回あたりの最大獲得枚数がおよそ280枚と設定されていることから、50枚あたりの回転数のベースが上がることが予想されます。
あくまで仮定ですが、レア小役の確率が大きくなる可能性があるので、今のうちから小役狙いのクセをつけていたほうが良いかも知れませんね。

せっかく色々考えて高設定の可能性を信じて打ってるのに、目押しで自分から損しちゃうのはもったいないなぁ。
まぁ退屈に思うのもわからなくはないけど…




次回は目押しについての第二弾、「ビタ押し」と「初心者向け・ハナハナボーナス高速揃え」についてアップする予定ですので、お楽しみにー!
お読みいただきありがとうございました!
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